『スカーレット 〜日常の境界線〜』は、平凡な日常の裏側で繰り広げられるスパイアクションと恋愛模様を描いた恋愛アドベンチャー。2008年10月30日に角川書店からPlayStation 2で発売されました。

本作は、PCゲームブランド「ねこねこソフト」から発売された『Scarlett』の家庭用移植版です。主人公・大野明人は、ある事件をきっかけに「しずか」と名乗る謎の少女と出会い、世界規模で暗躍する組織との戦いに巻き込まれていきます。日常パートでの平和な学園生活と、非日常パートでの激しい銃撃戦や諜報活動が交錯するストーリー構成が特徴で、ヒロインたちを守りながら世界の命運をかけた戦いに身を投じます。

PS2版への移植にあたり、PC版ではサブキャラクターだった「アメリア・ウィークス」が攻略可能なメインヒロインとして昇格し、彼女専用の新規シナリオとイベントCGが大幅に追加されています。また、原作の持つシリアスな展開とコミカルな掛け合いのバランスはそのままに、家庭用向けにグラフィックやインターフェースの最適化が図られています。

『スカーレット 〜日常の境界線〜』は、2006年に「ねこねこソフト」から発売されたPC用アダルトゲーム『Scarlett』を原作としています。それまでの「泣きゲー」や「日常系」といったブランドイメージとは一線を画す、ハードボイルドな銃撃戦やスパイ要素を盛り込んだシリアスな作風が話題となりました。

ねこねこソフト Scarlett