『Sugar+Spice! 〜あのこのステキな何もかも〜』は、マザーグースの詩をモチーフにした学園恋愛アドベンチャーゲームです。2008年9月25日にアルケミストからPlayStation 2用ソフトとして発売されました。元々はPCゲームブランド「チュアブルソフト」から発売された人気作の移植版であり、家庭用向けに新ヒロインやシナリオが大幅に追加されています。
物語の舞台は、海沿いにある全寮制の「九十九(つくも)学園」です。主人公は、ある事情からこの学園に転入してきた少年です。彼はそこで、盲目の美少女や強気なアイドル、世話焼きな先輩といった個性的なヒロインたちと出会います。タイトルの由来である「女の子は砂糖とスパイス、そして素敵な何もかもでできている」という言葉通り、甘いだけではない、少し刺激的で複雑な乙女心を解き明かしていく(オトメカイセキする)ことがゲームの目的です。
本作の最大の特徴は、「好きになったら告白!システム」です。一般的な恋愛ゲームでは物語の終盤で告白イベントが発生しますが、本作では条件さえ満たせば、プレイヤーの好きなタイミングでいつでもヒロインに告白することができます。成功すればその時点で恋人同士となり、専用の「イチャラブ」ルートへと突入します。逆に、告白せずに友達以上恋人未満の関係を続けることも可能です。
PS2版では、新ヒロインとして現役アイドルの「七巳灯花」が追加されたほか、サブキャラクターからの昇格ヒロインも用意されています。原画家・ぎん太氏による柔らかく可愛らしいキャラクターデザインと、明るく楽しい学園生活の描写は高く評価されており、ドロドロした展開のない純粋なラブコメディを楽しみたいプレイヤーに最適です。
タイトルの由来となったマザーグースの詩にあるように、スパイス(刺激)は甘さを引き立てる重要な要素です。日々の生活においても、料理や飲み物にひと振りのスパイスを加えることで、劇的な変化を楽しむことができます。数種類のスパイスがセットになった「クラフトコーラ」のキットなどは、自分で調合する楽しさと、完成した時の感動を味わえるため、本作のような「素材の組み合わせ(女の子の多面性)」を楽しむマインドに通じます。













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