『シークレットゲーム』シリーズは、同人発のサスペンスアドベンチャー『キラークイーン』を原点とし、商業化・再構築を経て3作品が家庭用ゲーム機向けに展開されたデスゲーム系ノベル群です。2008年のPS2版『シークレットゲーム -KILLER QUEEN-』を皮切りに、2010年のPSP版『PORTABLE』、そして2013年の『リベリオンズ Secret Game 2nd Stage』へと続きます。いずれも閉鎖空間での極限状況と心理戦を描き、選択肢のない読み進め型の構成で物語が進行します。
初作『シークレットゲーム -KILLER QUEEN-』では、13人の男女が廃墟に集められ、首輪とPDAによって命を賭けたゲームに巻き込まれます。各キャラクターには「72時間以内に達成すべき条件」が与えられ、それを果たせなければ首輪が爆発するという設定です。物語は全4エピソードで構成され、選択肢は存在せず、読み進めることで順に解放されていきます。
続く『PORTABLE』はPS2版の移植で、新規OP・ED楽曲の追加やシステム面の強化が施されています。さらに「BETシステム」が導入され、誰が生き残るかを予測してチップを賭ける要素が加わりました。Extraモードではチップを使って特典CGやボイスを解放できますが、真グッドエンドに到達するにはBETを一切使わずに全エピソードをクリアする必要があります。
シリーズ第2弾にあたる『リベリオンズ Secret Game 2nd Stage』は、2013年3月28日にPSP向けに発売されました。原作はPC用ソフト『シークレットゲーム CODE:Revise』で、本作はその改訂リメイク版にあたります。舞台は隔離された廃村「阿尾嵯村」。14人の若者が集められ、首輪とPDAによって新たなルールのもとでゲームが進行します。前作のBETシステムは廃止され、選択肢や分岐も存在せず、完全なノベル形式で物語が展開されます。エピソードは4本収録されており、順に読み進めることで全貌が明らかになります。
シリーズの原点は、2006年に同人サークルFLATが発表したアダルトゲーム『キラークイーン』です。閉鎖空間での命を賭けた心理戦を描いた本作は、後に商業化され『シークレットゲーム -KILLER QUEEN-』としてPS2に移植されました。『リベリオンズ』の原作は2011年発売のPCゲーム『シークレットゲーム CODE:Revise』で、これを大幅に改訂・再構築したものがPSP版『リベリオンズ』です。
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