2008年8月7日にPS2で発売された『蒼黒の楔 〜緋色の欠片3〜』は、人気乙女ゲームシリーズの第3作として、前作から1年後の季封村を舞台に新たな異変と戦いが描かれます。主人公・春日珠紀は、守護者たちと共に再び「鬼斬丸」の封印にまつわる運命に立ち向かい、世界の終末を防ぐための戦いに身を投じます。
プレイヤーは、珠紀として守護者たちとの絆を深めながら、異変の原因を探る物語を進めます。新システム「映し鏡」により、各キャラクターの過去や心情を覗くことができ、物語の奥行きが広がります。選択肢によってエンディングが分岐し、悲恋や友情など多彩な展開が待ち受けています。
本作では、シリーズ1作目のキャラクターに加え、新キャラクターの凛とケテルが登場し、物語に新たな緊張感をもたらします。主題歌「運命の人」やエンディングテーマ「二人の彼」は藤田麻衣子が担当し、切なさと希望を織り交ぜた世界観を彩ります。アニメ版との連動もあり、シリーズファンにとっては見逃せない展開が続きます。
PS2版は、フルボイスと美麗なグラフィックにより、物語の緊迫感と感情の揺れを鮮やかに描き出します。後に発売されたDS版では後日談「紅陵祭」が追加され、PSP版ではシステム調整と新要素が加えられ、各ハードで異なる体験が楽しめます。
コメントを追加