2008年にPlayStation 2で発売された『蒼黒の楔 〜緋色の欠片3〜』は、『緋色の欠片』シリーズ第3作にあたる恋愛アドベンチャー作品です。舞台は前作から1年後の季封村。主人公・春日珠紀は、鬼斬丸の封印を終えた後、平穏な日々を送っていましたが、突如として村に異変が発生します。
村人が姿を消し、外界との接触が断たれる中、記憶を失った少年・凛と、諸外国を巡っていた青年・ケテルが現れます。鏡を巡る新たな災厄が明らかになり、珠紀は再び鬼崎拓磨、鴉取真弘、狐邑祐一、大蛇卓、犬戒慎司、狗谷遼ら守護者たちと共に、世界の終焉を防ぐ戦いへと身を投じます。
PSP版(2009年発売)では新規イベントやスチルが追加され、演出面が強化されています。DS版(2011年発売)には後日談「紅陵祭」が収録され、全キャラクターとのエピソードが追加されています。
2012年に発売されたファンディスク『蒼黒の楔 〜緋色の欠片3〜 明日への扉』(PSP専用)では、本編のエンディング後の冬の季封村を舞台に、珠紀と守護者たちの穏やかな日常が描かれます。雪景色の中で繰り広げられる恋愛イベントや、凛・ケテルを含む全キャラクターとの新規シナリオが収録され、シリーズの締めくくりとして位置づけられています。













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