『咎狗の血 True Blood』は、第三次世界大戦後の荒廃した日本を舞台に、命を懸けたバトルゲーム「イグラ」に身を投じる若者たちを描いたアドベンチャーゲーム。2008年05月29日に角川書店からPlayStation 2で発売され、2010年12月23日にはPlayStation Portable版もリリースされました。

本作は、Nitro+CHiRALの処女作としてPCで発売されたボーイズラブゲーム『咎狗の血』のコンシューマー移植版です。無実の罪を着せられた主人公アキラが、無罪放免と引き換えに、犯罪組織ヴィスキオが支配する街「トシマ」で開催される殺人ゲームに参加し、王座(イル・レ)を目指す過酷な運命が描かれます。

移植にあたり、PC版に存在した性的な描写はカット・修正されていますが、それを補って余りある追加要素が実装されています。新たな攻略対象キャラクターとして「ユキヒト」が登場するほか、既存ルートのシナリオ加筆、新エンディングやイベントCGの追加が行われており、原作ファンにとっても新鮮な「血と狂気」の物語を楽しめる内容となっています。

『咎狗の血 True Blood』は、2005年にNitro+CHiRAL(ニトロプラス キラル)から発売されたPC用BL(ボーイズラブ)ゲーム『咎狗の血』を原作としています。ニトロプラス譲りのハードボイルドな世界観と重厚なストーリーが女性層を中心に爆発的な人気を博し、後のアニメ化や漫画化へと繋がる大ヒット作となりました。

咎狗の血