『トランスフォーマー THE GAME』は、2008年2月7日にアクティビジョンよりPlayStation 3およびPlayStation 2ほか向けに発売されたフリースタイルロボットアクション。本作は、ロボット形態とビークル形態をボタン一つで瞬時に切り替える「トランスフォーム」能力を駆使し、広大なオープンフィールドを縦横無尽に駆け巡って戦う3Dアクション作品です。世界的な大ヒットを記録した2007年の実写映画『トランスフォーマー』を原作としており、その圧倒的な映像美と重量感あふれるメカニックの質感がゲーム内で忠実に再現されています。
物語の舞台は、未知なる金属生命体「トランスフォーマー」たちが飛来した地球です。プレイヤーは、人類を守る正義の戦士「オートボット(サイバトロン)」か、地球征服を目論む悪の軍団「ディセプティコン(デストロン)」のいずれかの陣営を選択し、それぞれの視点から「オールスパーク」を巡る激しい攻防戦に身を投じます。映画のストーリーを追体験できるだけでなく、ゲーム独自の展開やミッションも用意されており、原作では描かれなかったもう一つの戦いを楽しむことが可能です。
ゲームプレイにおける最大の特徴は、フィールド上のあらゆるオブジェクトを利用できる高い自由度と破壊のカタルシスです。街路樹や電柱を引き抜いて武器にしたり、走行中の車を投げ飛ばしたりと、巨大ロボットならではのパワープレイが存分に味わえます。また、ビークルモードでの高速移動から瞬時にロボットモードへ変形して攻撃につなげるなど、流れるようなコンボアクションも魅力であり、映画さながらの迫力あるシネマティックバトルが体験できるよう設計されています。
原作となる『トランスフォーマー』は、2007年に公開されたマイケル・ベイ監督によるSFアクション映画です。日本のタカラ(現タカラトミー)と米ハズブロ社が展開する変形ロボット玩具シリーズをベースに、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のもとで実写映画化されました。最先端のVFX技術によって描かれた、複雑な変形機構を持つ金属生命体たちのリアルな映像は世界中に衝撃を与え、以降シリーズ化されて大ヒットを記録し続けています。












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