『少年陰陽師 翼よいま、天へ還れ』は、稀代の大陰陽師・安倍晴明の孫である昌浩と、相棒の物の怪「もっくん」の活躍を描く陰陽解謎(なぞとき)アドベンチャーゲーム。2007年7月19日に角川書店からPlayStation 2で発売されました。

本作は、結城光流氏による人気ライトノベル『少年陰陽師』を原作とし、原作者による完全監修のもとで制作されたオリジナルストーリーが展開されます。物語の時系列は原作の「窮奇編」終了後に位置しており、都を離れた越後の地を舞台に、昌浩たちが新たな怪異に立ち向かいます。プレイヤーは主人公の安倍昌浩となり、テキストを読み進めながら出現する選択肢を選んで物語を進行させます。

ゲームシステムにおける最大の特徴は、昌浩を護る「十二神将」たちとの絆に重点が置かれている点です。プレイヤーの選択によって十二神将との好感度が変化し、誰と親密になったかによって物語の展開やエンディングが分岐します。紅蓮(神くん)をはじめとする個性的な神将たちとの会話イベントが多数用意されており、戦闘シーンや重要な局面では甲斐田ゆき、野田順子、小西克幸といった豪華声優陣によるフルボイス演出が物語を盛り上げます。

本作の原作小説『少年陰陽師』は、2001年の刊行開始から長きにわたり愛され続けている長編シリーズです。ゲーム内で描かれる「半人前の陰陽師」昌浩の成長や、彼を見守る十二神将たちの複雑な関係性をより深く理解するためには、シリーズの原点である第1巻を読むことが最適です。ここでは、すべての物語の始まりとなる文庫版第1巻を紹介します。
少年陰陽師 異邦の影を探しだせ [文庫]

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