『武装錬金 ようこそパピヨンパークへ』、2007年6月28日にマーベラスインタラクティブから発売されたPlayStation 2対応の錬金術バトルアクションゲーム。和月伸宏氏の人気漫画およびテレビアニメ『武装錬金』を題材に、原作者公認のオリジナルストーリーとして描かれる、熱血と爆笑が入り混じる3Dアクション作品となっています。

物語は、主人公・武藤カズキたちの元に、宿敵でありライバルでもある蝶野攻爵(パピヨン)から「パピヨンパーク」への招待状が届くところから始まります。そこはパピヨンが自身の美学を結集して作り上げた、悪趣味かつゴージャスなテーマパークでした。プレイヤーはカズキやヒロインの斗貴子、そしてパピヨン自身をも操作し、アトラクションとして仕掛けられたホムンクルスたちとのバトルや、パークに隠された謎に挑みます。

ゲームは、3Dフィールドを駆け回る爽快なアクションパートと、フルボイスで進行するアドベンチャーパートで構成されています。原作でおなじみの「核鉄(カクガネ)」を発動させて武器を錬成し、必殺技を叩き込むバトルの再現度は高く、パートナーキャラクターとの連携攻撃も可能です。何より、全編を通してパピヨンの強烈なキャラクター性と独特の美学が炸裂しており、シリアスな原作とは一味違う、コミカルで祝祭的な「武装錬金」の世界を楽しむことができます。

「キミが死ぬまであと○時間」という不穏なカウントダウンの中で繰り広げられる、命がけの遊園地デート(?)。原作ファンなら思わずニヤリとしてしまう演出と、熱いバトルが融合したエンターテインメントです。

本作は、和月伸宏による漫画『武装錬金』を原作としています。『週刊少年ジャンプ』で2003年から2005年まで連載され、死から蘇った少年・武藤カズキが、錬金術の産物である怪物「ホムンクルス」と戦う少女・津村斗貴子と共に、過酷な戦いに身を投じるバトルアクションです。「核鉄」による武器錬成や、独特の台詞回し、そしてライバルキャラ「パピヨン」の強烈な個性が人気を博し、2006年にはテレビアニメ化されました。

原作:武装錬金