『名探偵エヴァンゲリオン』は、特務機関NERVが抱える難事件に挑む探偵の視点から描かれる推理アドベンチャー。2007年1月18日にブロッコリーからPlayStation 2で発売されました。
物語は、第3新東京市で発生する不可解な殺人事件の解決を目指す、原作とは異なるパラレルワールドの設定で展開されます。主人公の碇シンジは「特務探偵」という役割を担い、葛城ミサトや加持リョウジといったお馴染みのキャラクターたちの協力を得ながら、現場での証拠集めや聞き込み調査を行います。原作の緊迫感とは一線を画した、パロディやユーモアを交えた独自のシナリオが特徴となっています。
ゲームサイクルは、事件の真相を追う「アドベンチャーパート」と、巨大な犯人や敵対勢力と戦う「アクションパート」の2つで構成されています。アドベンチャーパートでは、移動先を選択してキャラクターと会話したり、怪しい箇所を調べて証拠品を入手したりします。集めた情報を整理し、犯人を特定するまでの論理的な推理プロセスがゲームの主軸です。
アクションパートでは、3Dグラフィックスで描かれたエヴァンゲリオンを操作して戦闘を行います。敵にダメージを与えるだけでなく、特定のタイミングでボタンを入力する「シンクロ率」を高めるアクションが勝利の鍵となります。原作の使徒との戦いを彷彿とさせながらも、推理の結果が戦闘の有利不利に直結するシステムにより、ジャンルの枠を超えた連携が図られています。
主要キャラクターにはアニメ版と同じ声優陣が起用されており、イベントシーンはフルボイスで進行します。条件を満たすことで解放されるギャラリーモードや、キャラクターたちの意外な側面が見られるサブイベントも豊富に用意されています。原作の設定を大胆に再構築し、本格的なミステリーの要素とロボットアクションを融合させた、ファン向けの外伝的作品です。
『名探偵エヴァンゲリオン』は、1995年に放送され社会現象を巻き起こしたTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を原作とするスピンオフ作品です。原作のSF・哲学的な世界観を、本格ミステリーという新たな切り口で再構築しています。













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