『AREA 51(エリア51)』は、アメリカの秘密軍事基地を舞台にしたSF要素を含むファーストパーソン・シューティングゲーム。2005年にMidway Studios Austinが開発し、Midway GamesからPS2・Xbox・Windows向けに発売され、日本国内では2006年11月09日にサクセスからPlayStation 2版がリリースされました。

プレイヤーは陸軍特殊部隊の危険物処理班「HAZMAT」の隊員イーサン・コールとなり、消息不明となったデルタチームを救出しつつ、未知のウイルスによって変異した研究者や兵士、さらにはエイリアン「グレイ」や正体不明のブラックオプス部隊と戦います。ゲームの特徴として、探査センサーを用いたスキャン機能があり、対象を分析することで情報を得られる仕組みが導入されています。さらに物語の中盤では主人公自身がミュータントに変身できるようになり、強力な格闘攻撃や病原体放出攻撃を駆使して戦闘を進めることが可能です。

ストーリーは基地に蔓延する謎のウイルスとエイリアンの存在を巡る陰謀を描き、プレイヤーは人間とミュータント双方の能力を使い分けながら進行していきます。映画化の企画も進められましたが、実現には至っていません。

『AREA 51(エリア51)』は、1995年にアタリゲームズが開発したアーケード用ガンシューティング『AREA 51』を原点とするシリーズです。アーケード版は実写映像を用いたガンシューティングとして人気を集め、その後家庭用機にも移植されました。2005年版FPSはその流れを受け継ぎつつ、ストーリー性とリアルな描写を強化した新しい展開となっています。

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