『あそびにいくヨ! 〜ちきゅうぴんちのこんやくせんげん〜』、2006年7月27日にアイディアファクトリーから発売されたPlayStation 2対応の恋愛アドベンチャーゲーム。神野オキナ氏による人気ライトノベルを原作に、猫耳宇宙人たちとのドタバタな日常と、地球の存亡をかけた（？）婚約騒動を描く、賑やかでハイテンションなラブコメディ作品となっています。
物語の舞台は沖縄。主人公・嘉和騎央は、居候であるキャーティア人の少女エリスたちと平穏な日々を送っていましたが、ある日、新たなキャーティア人の少女「フェイ」が現れます。彼女は地球の調査を目的にやってきたと言いますが、しつこく求婚してくるガロリア星系の王子を追い払うため、とっさに「騎央と婚約している」と嘘をついてしまいます。この一言がきっかけで、地球、キャーティア、ガロリアという3つの惑星を巻き込んだ、恋と外交のトラブルへと発展していきます。
ゲームシステムはオーソドックスなテキストアドベンチャー形式ですが、特徴的な要素として「勢力好感度」が存在します。ヒロイン個人の好感度だけでなく、「地球」「キャーティア」「ガロリア」という3つの勢力のバランスを考慮して選択肢を選ぶ必要があり、特定の勢力に肩入れしすぎるとゲームオーバーになるという、外交官さながらのバランス感覚が求められます。
原作の持つ明るくコミカルな雰囲気はそのままに、ゲームオリジナルのヒロインやストーリーが展開されます。猫耳美少女たちに囲まれたハーレム状態で、世界の平和と自身の恋を守り抜く、波乱万丈な夏休みを楽しむことができます。
本作は、MF文庫Jから刊行された神野オキナによるライトノベル『あそびにいくヨ!』を原作としています。地球外知的生命体とのファーストコンタクトを描いたSF作品でありながら、猫耳の宇宙人たちが沖縄でマイペースに過ごす日常を描いた「ネコミミ・ラブコメディ」として人気を博しました。2010年にはテレビアニメ化もされています。
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