『魂響〜御霊送りの詩〜』は、2006年6月29日にイエティからPlayStation 2向けに発売された恋愛アドベンチャーゲーム。2005年にPCで発売された『魂響〜たまゆら〜』をベースに、全年齢向けへと調整されたコンシューマ版です。

物語の舞台は現代日本。主人公「秋月冬馬」は霊能力者の家系に生まれた大学生で、怨霊や妖怪を駆除する「霊狩人」としての力を持っている。妹の「秋月かすみ」や「秋月那美」、幼なじみの「逢坂藍」など、複数のヒロインと関わりながら、霊的な事件と向き合っていく。戦闘描写や除霊の儀式など、伝奇要素が物語の核となっている。

PS2版では、シナリオの大幅な加筆修正と新規グラフィック約40枚の追加が行われ、PC版には存在しなかったバトルモードも導入された。戦闘シーンは演出として挿入され、物語の緊張感を高める役割を果たしている。ヒロインはフルボイス仕様で、感情表現や掛け合いが強化されている。

エンディングは8種類あり、選択肢によって分岐する構造。セーブスロットは20個、メッセージスキップやオートモード、回想モードなどの基本機能も搭載されている。初回版には「スペシャルアンソロジーブック」が同梱されていた。

『魂響〜たまゆら〜』は、2005年5月27日にあかべぇそふとつぅからWindows向けに発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム。主人公・秋月冬馬が霊能力者として怨霊と戦いながら、妹や幼なじみとの関係を深めていく伝奇系の物語。2007年には逆移植版『魂響〜円環の絆〜』も発売され、Hシーンを追加した再構成版として展開された。

魂響〜御霊送りの詩〜