『ラジルギ プレシャス』は、「電波系シューティング」という独特のジャンル名を掲げた、縦スクロールシューティングゲームです。2006年5月25日にマイルストーンからPlayStation 2で発売されました。
本作はアーケードやドリームキャストで好評を博した『ラジルギ』のPS2移植版です。最大の特徴は、トゥーンシェーディング(アニメ調)で描かれたポップなグラフィックと、携帯電話やメールをモチーフにした不可思議な世界観です。主人公のタダヨは、「電波アレルギー」に悩まされる少女で、特効薬を探すために父親が開発した機体「端末」に乗り込み、電波を撒き散らす敵と戦います。
ゲームシステムは非常に個性的で、通常の「ショット」に加え、近接攻撃の「ソード」、そして敵弾やアイテムを吸い込む「アブゾネット」という3つのアクションを駆使します。特に「アブゾネット」を展開して敵の攻撃を防ぎつつ、無敵時間を利用してソードで切り込む戦法は、リスクとリターンが隣り合わせのスリルを生みます。PS2版「プレシャス」では、難易度を調整した「おかわりモード」や、同社の作品『カオスフィールド』の自機がゲスト参戦するといった追加要素が盛り込まれており、家庭用ならではのボリュームアップが施されています。
評価については、見た目の奇抜さに反してシューティング部分の作り込みが非常に丁寧であることが挙げられます。敵弾を吸い込んで倍率を掛けて得点を稼ぐスコアシステムは中毒性が高く、独自の浮遊感漂うテクノサウンドも相まって、プレイするほどにトリップするような感覚を味わえます。「電波」なテキストやシュールな会話劇は好みが分かれますが、一度ハマれば抜け出せない魅力を持ったカルト的な名作です。
本作のキーワードは「電波」と「受信」です。目に見えない波が飛び交う現代社会において、情報の波に溺れずに自分らしくあることは大切です。ゲーム内の主人公のようにアンテナを張り巡らせるのも良いですが、たまにはデジタルデトックスをして、頭を空っぽにする時間を作るのも現代的な健康法かもしれません。電波を遮断して安眠するためのアイテムを提案します。













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