『ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ』は、2006年3月にタイトーがPlayStation 2向けに発売したアドベンチャーゲーム。ジャンルは「アドベンチャー」で、PEACH-PIT原作の漫画『ローゼンメイデン』およびそのアニメ第1期をベースにした構成です。プレイヤーは主人公・桜田ジュンとなり、7体のローゼンメイデン(薔薇乙女)たちと交流しながら、最終的に「アリスゲーム」に勝利することを目指します。

ゲームはテキスト主体のアドベンチャーパートと、ドール同士の対戦を描く「アリスゲーム」パートで構成。アドベンチャーパートでは、ジュンとドールたちの関係性や信頼度が物語の分岐に影響を与え、選択肢によってエンディングが変化します。アリスゲームでは、信頼度や育成状況に応じてドールの能力が変化し、戦闘の展開に影響を与える仕組みです。

登場キャラクターは真紅、雛苺、翠星石、蒼星石、水銀燈、金糸雀、雪華綺晶の7体。アニメ版と同じ声優陣によるフルボイスが収録されており、原作ファン向けの演出が多数盛り込まれています。背景やBGMもアニメの雰囲気を踏襲しており、世界観の再現度が高い構成です。

通常版に加え、限定版には特製グッズが同梱され、2007年には廉価版『TAITO BEST』として再発売されました。後に発売された『ローゼンメイデン ゲベートガルテン』とは異なり、本作は第1期をベースにした物語構成となっています。

原作はPEACH-PITによる漫画『ローゼンメイデン』。本作はそのアニメ第1期をベースにしたゲーム作品であり、ドールたちとの交流とアリスゲームを通じて物語が展開されます。後に第2期『トロイメント』をベースにした『ゲベートガルテン』も発売されました。