『プロ野球 熱スタ2006』は、2006年4月6日にナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)からPlayStation 2向けに発売されたリアル系プロ野球ゲームで、『熱チュー!プロ野球』シリーズの流れを汲みつつ、タイトルを一新した作品です。ナムコの野球ゲーム20周年記念作として位置づけられ、実況・演出・操作性のすべてにおいて“テレビ中継のような臨場感”を追求した内容となっています。

実況は節丸裕一アナウンサー、解説には栗山英樹氏と大塚光二氏を起用し、選手のクセや配球傾向まで再現された緻密なデータ設計が特徴です。選手の容姿やモーション、球場の雰囲気もリアルに描写され、バードビュー視点や継ぎ目のない投打画面の切り替えなど、プレイ感覚も刷新されています。

モード面では、従来のペナントやジンセイモードに加え、短時間で選手を育成できる「アスナロDASH!」、球団経営と育成を融合させた「ドリームリーグ2」、過去のOB選手と対戦できる「タイムスリップ」などが搭載され、やり込み要素も充実しています。また、ナムコの原点である『ファミスタ』を再現した「ファミスタモード」も収録されており、ドット絵のナムコスターズが最新データで蘇るという遊び心も盛り込まれています。