『パチスロ 信長の野望・天下創世』は、2006年3月30日にPlayStation 2用としてコーエーから発売されたパチスロシミュレーションゲームです。ニューギンが開発・稼働させた実機「戦国パチスロ 信長の野望・天下創世」を家庭用向けに移植したもので、コーエーの歴史シミュレーションゲーム『信長の野望・天下創世』とのタイアップ機を再現しています。プレイヤーは実機同様のリール制御や演出を体験でき、ホールさながらのプレイ感覚を家庭で楽しむことができます。

本作は、戦国時代を舞台にした国盗り要素をART(アシストリプレイタイム)システムに組み込んだ仕様が特徴です。ART「覇道ノ刻」は1セット50ゲーム+αで、1ゲームあたり約2.0枚の純増が見込めます。ART突入契機は、チャンス役成立時の抽選や規定ゲーム数到達による解除のほか、自力突入チャンスゾーン「桶狭間ゾーン」からの突入もあります。ART中は攻略国を決定し、残り9ゲームから発展する合戦演出で敵将を撃破すれば継続と国攻略が成立し、全9国を制覇すると天下統一エンディングが発生します。

上乗せ特化ゾーンとして「野望RUSH」が搭載されており、1セット10ゲームの間、リプレイ以外の小役成立で必ずゲーム数が上乗せされます。さらに、赤7揃いで野望RUSHのセット数上乗せが可能です。野望RUSHへの突入チャンスゾーン「野望チャンス」では赤7揃い確率が大幅に上昇し、逆押しカットイン発生時は揃えば特化ゾーン突入となります。内部モードは通常A・通常B・天国A・天国B・超天国の5種類があり、モードによって最大天井ゲーム数が異なります。

グラフィックや演出は実機の液晶映像を忠実に再現し、戦国武将たちの合戦やイベントシーンが展開されます。サウンドも実機準拠で、BGMや効果音がプレイを盛り上げます。PS2版ではリール配列や小役確率、演出発生条件なども実機と同様に設定されており、設定変更やオートプレイ、リプレイ機能など家庭用ならではの練習・研究機能も搭載されています。