『魔探偵ロキ 魔妖画 ~失われた微笑~』は、2005年11月24日にタイトーよりPlayStation 2向けに発売されたアドベンチャーゲームで、漫画『魔探偵ロキ RAGNAROK』(原作:木下さくら)を題材としたキャラクターゲームです。

プレイヤーは主人公ロキとなり、街で発生した奇怪な事件の謎を仲間とともに解き明かしていきます。物語は、とある画家の絵画を所持した者が次々と失踪するという怪事件を軸に展開され、押しかけ助手の繭良とともに調査に乗り出す構成です。原作やアニメでおなじみのキャラクターに加え、ゲームオリジナルの登場人物も加わり、独自のストーリーが展開されます。

ゲームシステムは、「行動コマンド」と「アクティブコマンド」によって情報収集や選択肢の分岐が行われる形式で、時間経過によって選択肢が変化するなど、タイミングが攻略の鍵を握ります。場合によっては戦闘が発生し、敵を倒すことで新たな情報が得られる場面もあります。サブウィンドウによる仲間の行動状況表示や、ムービー・プロフィール閲覧などの要素も用意されており、ファン向けの演出が充実しています。

『魔探偵ロキ RAGNAROK』は、木下さくらによるファンタジー推理漫画で、1999年から2004年にかけて『月刊コミックブレイド』(マッグガーデン)にて連載されました。北欧神話の邪神ロキが少年探偵として人間界で活動し、妖怪や神々にまつわる事件を解決していく物語です。2003年にはテレビ東京系列でアニメ化され、ゲーム版はその世界観とキャラクターをベースにオリジナルストーリーを展開しています。

魔探偵ロキ RAGNAROK 漫画