『WORLD TANK MUSEUM for GAME 東部戦線』は、2005年にサクセスよりPlayStation 2向けに発売された戦術級シミュレーションRPGで、第二次世界大戦の東部戦線を舞台に、ドイツ軍戦車部隊の指揮官として戦う作品です。

本作は、精巧な戦車食玩シリーズ「ワールドタンクミュージアム」との連動企画として開発され、戦車のリアルな3Dモデルや戦場の再現に力が注がれています。プレイヤーはドイツ軍の指揮官となり、戦車長たちを育成しながら、ソ連軍との激戦を勝ち抜いていきます。ゲームはシナリオキャンペーン方式で進行し、大戦中期から終戦までの連続した戦いを描きます。

戦闘はヘクス(六角形)マップ上で展開され、1ターンに「移動」か「攻撃」のいずれかを選択するシンプルなルールを採用。視認システム(LOS)や射程・貫徹力の概念、部位破壊による行動制限など、戦術級シミュレーションならではの要素が盛り込まれています。また、戦闘中には「停止射撃」「行進間射撃」などの砲撃方法を選択でき、戦術の幅が広がります。

戦車には戦車長が搭乗し、戦闘を通じて成長・スキル習得が可能。スキルには「戦闘強化」「支援攻撃」「修理」などがあり、部隊の編成や運用に個性を与えます。さらに、次ステージを事前に5ターンだけプレイできる「威力偵察システム」も搭載され、戦略的な準備が可能です。

初回特典として、160ページ超のミリタリー解説書『東部戦線ハンドブック』が同梱され、戦車や戦場の歴史的背景、部隊編成などが詳しく解説されています。

本作は、タカラの食玩シリーズ「ワールドタンクミュージアム」をベースにしたゲームオリジナル作品で、海洋堂による精巧な戦車模型の世界観をゲーム化したものです。