『義経紀』は、2005年12月1日にバンプレストよりPlayStation 2向けに発売されたアクションゲームで、小畑健によるキャラクターデザインと源平合戦をベースにした剣劇ファンタジーが特徴の作品です。プレイヤーは源義経を操作し、平安末期から鎌倉初期にかけての歴史を背景に、怨霊や魔物と戦いながら平家討伐を目指します。

ゲームはステージクリア型で、義経の元服前は牛若丸としてプレイし、以降は義経として仲間と共に戦います。登場キャラクターには静御前、武蔵坊弁慶、那須与一などが登場し、各キャラには借神攻撃や連携必殺技が設定されています。戦闘では仏神を曼陀羅に配置することで能力強化が可能で、戦略性と育成要素が融合しています。

演出面では、小畑健の美麗なイラストを活かしたムービーやキャラクター表現が話題となり、声優陣によるフルボイスも採用されています。史実に基づきながらもファンタジー要素を加えた世界観により、歴史ファンとアクションゲームファンの両方に訴求する内容となっています。

『義経紀』は、源義経を主人公としたゲームオリジナル作品ですが、題材は軍記物語『義経記』をベースにしています。源平合戦を背景に、牛若丸から義経へと成長する過程や、弁慶・静御前らとの関係性を描いた歴史ファンタジーで、怨霊や妖怪などの要素を加えた独自の世界観が構築されています。

キャラクターデザインは『DEATH NOTE』などで知られる小畑健が担当しており、史実と幻想が融合したビジュアル演出が特徴です。