『TOUGH DARK FIGHT』は、週刊ヤングジャンプ連載の格闘漫画『TOUGH』シリーズを原作とした3D格闘アクションゲームで、2005年にKONAMIからPlayStation 2向けに発売されました。本作は『高校鉄拳伝タフ』と『TOUGH』の間にある“空白の2年間”を描いたオリジナルストーリーで、原作ファンにとっても新たな視点で物語を楽しめる構成となっています。
プレイヤーは主人公・宮沢熹一(キー坊)を操作し、祖父・宮沢鬼龍との対決を皮切りに、さまざまな格闘家たちと死闘を繰り広げます。登場キャラクターは原作からの人気キャラに加え、ゲームオリジナルの8人を含む多数が参戦。格闘スタイルは打撃・投げ・カウンターなど多彩で、技の演出やモーションはリアル志向ながら、操作性は比較的シンプルに設計されています。
ストーリーモードのほか、対戦モードやトレーニングモードも搭載。声優陣には岩田光央、船木誠勝、中井和哉らが参加し、原作の熱量を再現する演出が施されています。開発は『ファイティングバイパーズ』などを手がけたドリームファクトリーが担当し、硬派な格闘ゲームとしての完成度を目指した意欲作です。
『TOUGH』は、猿渡哲也による格闘漫画シリーズで、1993年から『高校鉄拳伝タフ』として週刊ヤングジャンプで連載が開始されました。主人公・宮沢熹一が古武術「灘神影流」を武器に、格闘技大会や裏社会との戦いを繰り広げる物語で、シリーズは『TOUGH』『TOUGH 龍を継ぐ男』へと続く長寿作品です。リアルな格闘描写と過激な展開が特徴で、熱狂的なファン層を持ちます。













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