『BEAT DOWN』は、2005年にカプコンよりPS2/Xbox向けに発売された、裏切りと復讐を描くアウトロー・リベンジ・アクションゲーム。

『BEAT DOWN』は、2005年11月2日にカプコンよりPlayStation 2およびXbox向けに発売されたタイトル。裏社会の組織に裏切られた主人公が、仲間を集めて復讐を遂げるために街を支配していく、暴力と交渉を軸にしたアウトロー・リベンジ・アクションゲームです。Xbox版はカプコン最後のXbox用ソフトとしても知られています。

プレイヤーは5人の主人公から1人を選択し、裏切りの真相を探るために街を探索します。選ばなかった主人公たちも条件を満たすことで仲間に加えることが可能です。街ではNPCとの会話中に「交渉」または「殴る」の選択が可能で、交渉では仲間への勧誘、情報収集、金銭要求などが行えます。相手の反応によっては戦闘に発展することもあります。

戦闘は「乱闘バトル」と「VSバトル」の2形式で展開され、乱闘では仲間と共に多数の敵と戦い、VSバトルでは格闘ゲーム風の1対1の駆け引きが求められます。戦闘中には「ネゴシエーション」を実行でき、相手のプライドゲージが低いほど成功率が高まり、仲間化・金銭奪取・情報取得・殺害などの選択が可能です。

プレイヤーの行動に応じて「アウトローゲージ」が変動し、「組織力」「財力」「カリスマ」の3要素がエンディングに影響します。また、マフィアや警察の警戒度を示す「マフィアマーク」「ポリスマーク」が存在し、数値が高いと敵との遭遇率が上昇します。これらを下げるために服装や髪型、整形などで外見を変えることも重要です。

主人公の負傷は血痕や腫れとしてリアルに反映され、命乞いをすると「トラウマ」状態になり、NPCに侮辱されるようになります。解除には治療か加害者への復讐が必要です。命乞いを拒否するとゲームオーバーとなり、過激な暴力描写がムービーで挿入されます。