『White Princess the second 〜やっぱり一途にいってもそうじゃなくてもOKなご都合主義学園恋愛アドベンチャー!!〜』は、魔法使いの血を引く主人公とヒロインたちの、少し不思議で賑やかな学園生活を描く恋愛アドベンチャーゲーム。2005年08月25日にKIDからPlayStation 2で発売されました。本作は、2003年にfengから発売されたPCゲーム『White Princess』をベースにしつつ、作中の時間を1年進めてキャラクターたちを進級させ、シナリオや設定を大幅に刷新した「続編的リメイク」作品です。主人公・新川透は、幼馴染や従妹、そして新たに登場する魅力的な少女たちに囲まれながら、再び恋の騒動に巻き込まれていきます。
ゲームプレイは、テキストを読み進めながら選択肢を選んでいくオーソドックスなアドベンチャー形式です。本作の最大の特徴は、サブタイトルにもある通り「一途」な純愛を貫くことも、「そうじゃなくてもOK」な複数ヒロインとの同時交際(公認の二股状態など)を楽しむことも許容される、懐の深いシナリオ分岐システムです。魔法の力やヒロインたちの好意によって、多少の理不尽も許される「ご都合主義」な世界観の中で、プレイヤーは自分の欲望に忠実な恋愛スタイルを選択できます。
本作の独自性は、PC版から大幅に追加・変更されたコンテンツ量にあります。PC版ではサブキャラクターだった「華岡恋奈」がヒロインに昇格したほか、主人公の従妹「芝原琴美」、クラス委員長「浦辺なつみ」、完全無欠のお嬢様「桜乃穂乃華」という3名の新ヒロインが追加されました。さらに、メインキャストを一新した豪華声優陣によるフルボイス化や、オープニング曲の変更など、単なる移植の枠を超えた新作に近いボリュームで、PC版プレイヤーも新鮮な気持ちで楽しめる内容となっています。
本作の原作を手掛けたfeng(フォン)は、『あかね色に染まる坂』などで知られる美少女ゲームブランドです。本作の原画を担当した涼香氏、和泉つばす氏、あおいまなぶ氏は、後に業界を代表する人気イラストレーターとなりました。特に涼香氏や和泉つばす氏の描く、柔らかく可愛らしいキャラクタービジュアルは本作の大きな魅力です。その後の氏らの活躍や画風の変遷を知るには、画集などの関連書籍が最適な資料となります。













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