『蒼い海のトリスティア 〜ナノカ・フランカ発明工房記〜』は、衰退した海上都市を舞台に天才発明家の少女がアイテム制作を通じて街の再建を目指す街発展アドベンチャーです。2005年8月11日に日本一ソフトウェアからPlayStation 2で発売され、2012年8月9日にはサイバーフロントからPlayStation Portableへと移植されました。

物語の舞台は、かつて「海の宝石」と称えられながらも、現在は繁栄を失い滅びの危機に瀕した海上都市トリスティア。復興の切り札として招かれた伝説の職人プロスペロの代理として、孫娘である14歳のナノカ・フランカが街へやってくるところから物語は動き出します。プレイヤーはナノカとなり、祖父譲りの「帝国技術」を駆使して、一年という限られた期間の中で街に活気を取り戻す任務に挑みます。

ゲームの根幹を支えるのは、工房での「発明」と「研究」のサイクルです。街の各所を探索して材料を集め、新たなアイテムのレシピを研究して製品を形にします。制作できるアイテムは、日用品から高度な機械装置まで多岐にわたります。完成したアイテムを街の商店に持ち込むことで商店のランクが上がり、周囲に新しい施設が建設されるなど、街そのものがリアルタイムに発展していく様子を体験できます。

駒都えーじ氏による透明感のあるキャラクターデザインが本作の大きな魅力ですが、一方で効率的な資源管理や施設の優先順位を考える本格的な経営シミュレーションとしての奥深さも持ち合わせています。コンシューマ移植にあたっては、主要キャラクターのフルボイス化や新規イベントの追加が行われ、よりドラマチックにトリスティアの物語を楽しめるようになりました。

街の発展状況や住民との交流度合いによって、最終的なトリスティアの復興の形やナノカの未来は大きく変化します。工画堂スタジオが手掛ける「ディープ・ブルー・シリーズ」の第一作として、魅力的なキャラクターと中毒性の高いゲームシステムが融合し、今なお多くのファンに支持され続けている一作です。

『蒼い海のトリスティア 〜ナノカ・フランカ発明工房記〜』は、工画堂スタジオが制作したPCゲームを原点としています。発明と街の復興をテーマにした物語は好評を博し、続編の『蒼い空のネオスフィア』やOVA化など、多角的なメディアミックス展開が行われる人気シリーズとなりました。

蒼い海のトリスティア

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