『WRC 4 FIA ワールドラリーチャンピオンシップ』は、日本初開催となった「ラリージャパン」を含む2004年シーズンの熱狂を完全収録した、シリーズ最高傑作との呼び声も高い本格ラリーシミュレーション。2005年4月7日にスパイクからプレイステーション2で発売され、シリーズで初めて日本の公道(十勝エリアの林道)を疾走できる作品として大きな話題となりました。
本作は、FIA公認の公式データを基に、セバスチャン・ローブ(シトロエン)やペター・ソルベルグ(スバル)などのトップドライバー、そしてインプレッサWRC2004やランサーエボリューションWRC04といった最新マシンを実名で収録しています。特筆すべきはやはり、2004年に初開催された「ラリージャパン」のコース収録です。北海道特有の狭く曲がりくねった林道や、沿道で声援を送る日本の観客たちがリアルに再現されており、日本のファンにとっては感涙もののドライブ体験が可能になりました。
ゲームシステム面では、「プロドライバーライフ」モードが大幅に進化しました。プレイヤーは下位カテゴリの「スーパー1600」クラスからキャリアをスタートし、実力を示してWRCクラスへのステップアップを目指します。また、シリーズ初となる「オンライン対戦(タイムアタック)」に対応したほか、コースの視認性を高めるためのカメラ視点調整や、初心者向けのドライビングアシスト機能も充実しており、間口の広さと奥深さを兼ね備えた完成度の高い作品に仕上がっています。
『WRC 4』は、2004年のWRCシーズンを題材にしています。この年はセバスチャン・ローブが初の年間王者を獲得して黄金時代の幕を開けた年であり、同時に日本で初めてWRCが開催され、国内のモータースポーツファンが熱狂した歴史的なシーズンでもあります。












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