『GUISARD Revolution 〜僕らは想いを身に纏う〜』は、特撮ヒーロー番組の様式美と男性同士の恋愛を描くボーイズ・バトル・アドベンチャーゲーム。2005年03月03日にキッドからPlayStation 2で発売されました。本作は、2002年にPCゲームブランドSandalDashから発売された『GUISARD』のリメイク移植版にあたります。物語の主人公は、熱血漢の高校生・明石透。彼は幼馴染の少女・山風桃香や仲間たちと共に、人間の想いを具現化した強化服「ガイザード」を身に纏う戦士となり、突如として街を襲い始めた異形の怪物「ミキサー」との戦いに身を投じます。
ゲームプレイは、会話や選択肢で物語を進めるアドベンチャーパートと、怪人との戦いを描くバトルパートで構成されています。本作独自のシステムとして、戦闘シーンに「目押しアクション」が導入されており、回転するゲージの特定のエリアでタイミングよくボタンを押すことで攻撃の成否や威力が変化します。また、シナリオは全13話のTVシリーズ形式で進行し、各話の終了時にはナレーション付きの「次回予告」や、アイキャッチが挿入されるなど、日曜朝の特撮番組を意識した徹底的な演出が施されています。
本作の最大の特徴は、PC版では序盤で悲劇的な最期を遂げたヒロイン・桃香が生存する「ifシナリオ」が追加された点です。彼女を守り抜くことがゲームオーバー回避の条件となるなど、物語の展開が大きく変化しています。攻略対象となる男性キャラクターたち(クールなブルー、ショタ系のグリーン、キザなイエローなど)との絆を深めながら、地球の平和を守るヒーローとしての「燃え」と、パートナーとの「萌え」が同居する、異色の世界観を楽しめる作品となっています。
原作を手掛けたSandalDashは、男性向けゲームのような熱い展開をBLに持ち込んだブランドとして知られています。本作のシナリオライター・双葉晶氏は、後に多くのアニメ作品などの脚本も担当しています。特撮ヒーローというジャンルが持つ「変身」や「名乗り」の美学に興味がある方は、スーパー戦隊シリーズの公式読本などを読むことで、本作のパロディ元となった演出の意図をより深く理解し、楽しむことができます。













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