『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』は、2001年3月22日にドリームキャスト用として発売されたドラマチックアドベンチャーゲームで、『サクラ大戦』シリーズのナンバリング第3作です。2005年2月24日にはPlayStation 2版も発売され、グラフィックや動作の最適化が施されました。

舞台は太正15年(1926年)のフランス・巴里(パリ)。帝国華撃団・花組の隊長として二度にわたり帝都を救った大神一郎が、海軍の留学生として渡仏し、巴里華撃団・花組の隊長に任命されます。新たな仲間は、エリカ・フォンティーヌ、グリシーヌ・ブルーメール、コクリコ、ロベリア・カルリーニ、北大路花火の5人。彼女たちと共に、巴里を脅かす怪人たちとの戦いに挑みます。

本作では舞台を帝都から海外に移し、キャラクターも一新。アドベンチャーパートではシリーズおなじみの制限時間付き選択肢「LIPS」に加え、アナログスティックの入力強弱で返答のニュアンスを変える「アナログLIPS」が新登場。戦闘パートは3D化され、「ARMS(Active & Realtime Machine System)」を採用。行動ゲージを消費して移動・攻撃・防御などを自由に行えるリアルタイム性の高い戦闘が特徴です。大神自身も隊長として成長し、搭乗機の性能が向上する要素や、選択肢によって戦闘スタイル(通常型・攻撃型・防御型)が変化するシステムも導入されました。

ドリームキャスト版は、当時のハード性能を活かし、ロード画面を極力排したテンポの良い進行や、Production I.G制作の高品質なオープニングアニメを収録。PS2版はDC版の内容をベースに最適化し、初回版には『サクラ大戦V 〜さらば愛しき人よ〜』の体験版を同梱。DC版で配信された「ドラマダウンロード」も本編ディスクに収録されています。