『NBA LIVE 2005』は、2004年12月2日にエレクトロニック・アーツ(EA SPORTS)から日本国内で発売されたバスケットボールゲームです。対応機種はPlayStation 2で、NBA公式ライセンスを取得し、2004-2005シーズン当時の全30チーム・全選手が実名で登場します。シリーズ第11作にあたり、ゲームシステムや演出面が大幅に強化されました。カバーアスリートはカーメロ・アンソニー(デンバー・ナゲッツ)です。

本作の最大の特徴は、新モード「NBAオールスターウィークエンド」の搭載です。これにより、スラムダンクコンテストや3ポイントコンテスト、ルーキーチャレンジ、オールスターゲームといったイベントを実際にプレイ可能になりました。特にスラムダンクコンテストは、タイミングやコマンド入力で多彩なトリックダンクを繰り出せるファン待望の要素です。

ゲームモードはエキシビション、シーズン、プレイオフ、1on1チャレンジ、そしてチーム運営を行う「ダイナスティモード」を収録。ダイナスティモードではトレードやドラフト、契約交渉などを行いながら複数シーズンにわたってチームを育成できます。AIも改良され、攻守の切り替えやチーム戦術がより現実的になっています。

グラフィックはPS2の性能を活かし、選手モデルやユニフォーム、アリーナの質感が向上。観客の動きやライティング効果も強化され、試合の臨場感が増しています。実況・解説は英語音声で収録され、BGMには当時のヒップホップやR&Bを中心とした楽曲が使用されています。また、PC版では日本人NBA選手・田臥勇太がプレイアブルキャラクターとして登場する仕様も話題になりました。