『ネオコントラ』は、2004年11月3日にPlayStation 2向けに発売されたアクションシューティングゲームであり、『魂斗羅』シリーズの第10作目にあたります。前作『真魂斗羅』のシステムを一部継承しつつ、視点を固定した3D構成とロックオン式の戦闘システムを導入することで、従来の横スクロール型から大きく進化しました。発売後は、武器セットの多様性や爽快感のある演出が話題となり、2005年にはベスト版が再リリースされました。また、特定条件を満たすことで真エンディングが解禁される仕様が存在し、攻略の奥深さも注目されました。

プレイヤーは、冷凍冬眠から目覚めた伝説の戦士ビル・ライザーと、刀を操る侍ジャグワァ・玄兵衛を操作し、地球を支配する武装組織「NEO CONTRA」との戦いに挑みます。ゲームは俯瞰視点を中心に展開され、ステージごとに異なるカメラアングルや演出が用意されています。加えて、武器セットはタイプA~Fまで存在し、マシンガンやグレネード、チャージショット、スプレッドショットなどを状況に応じて切り替えながら攻略します。その過程で、ロックオンレーザーやファイアーウィップなどの特殊武器を駆使し、空中の敵や高所の砲台を撃破します。

物語は西暦4444年の地球を舞台に、クローン技術やAI兵器「マスターコントラ」の陰謀を巡る展開が描かれます。プレイヤーは、四天王「ゲリラ・コントラ」「フリント・コントラ」「フェロモン・コントラ」「アニマル・コントラ」との激戦を経て、最終ステージで「プロジェクトC」の真相に迫ります。加えて、難易度や撃破率によってステージ構成やエンディングが変化し、繰り返しプレイによる達成感が強調されています。ジャグワァの刀によるミサイル斬りや、ビルの銃撃による敵の一掃など、演出面でもシリーズ屈指の豪快さが際立ちます。