『機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ』は、2004年10月7日にバンダイからPlayStation 2向けに発売された3Dアクションシューティングゲームで、開発はベックが担当しました。前作『機動戦士ガンダムSEED』(2003年)ではアニメ本編の途中までしか描かれていませんでしたが、本作ではTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の最終話までを完全再現しており、キラ・ヤマトとアスラン・ザラの両視点から物語を追体験できる構成となっています。
ゲームシステムは『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』のエンジンをベースにしており、360度自由移動が可能な「バトルスフィア」形式の戦闘が展開されます。プレイヤーはモビルスーツを操作し、射撃・格闘・回避・ロックオンなどを駆使して敵を撃破していきます。また、戦闘中に発動できる「パートナーボム」システムが導入されており、選択したパートナーキャラクターによって支援効果や演出が変化します。
モードは大きく分けて「ストーリーモード」「ミッションモード」「サバイバルモード」「対戦モード」「ギャラリーモード」の5つで構成されています。ストーリーモードではTVアニメの名場面を再現したムービーやカットインが多数挿入され、アスラン編では新規アニメーションも制作されました。ミッションモードでは『SEED ASTRAY』や『SEED MSV』のキャラクターや機体が登場し、原作では描かれなかった戦闘を体験できます。さらに、雑誌『月刊ニュータイプ』の応募者全員サービスで配布された追加ディスクを使用することで、『SEED DESTINY』のインパルスガンダム(フォース仕様)なども使用可能となりました。
登場機体はストライク、フリーダム、ジャスティス、プロヴィデンス、カラミティ、レイダー、フォビドゥン、アストレイ各種、メビウスゼロ、ジン、ゲイツなど多岐にわたり、ミッションモードでは原作では搭乗しなかったキャラクターに別機体を割り当てることも可能です。オープニングアニメではT.M.Revolutionの「Zips」が使用され、MSV機体の活躍が描かれるなど、ファン向けの演出も充実しています。
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