『ラクガキ王国2 魔王城の戦い』は、2004年9月22日にタイトーよりPlayStation 2向けに発売されたアクションゲームで、前作『ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国』の続編にあたります。自分で描いたキャラクター「ラクガキ」に変身して戦う、独自のゲーム性が特徴です。

本作では、プレイヤーが描いたラクガキを操作して戦う「ラクガキ変身アクション」が展開されます。主人公は最大3体のラクガキをセットでき、状況に応じて自由に変身しながら戦闘を進めることができます。また、敵として登場する「ワルガキ」をキャプチャーして変身することも可能で、未習得の技を獲得する手段としても活用されます。

戦闘では、各ラクガキに設定された技をボタンに割り当てることができ、格闘技とショットを組み合わせたコンボやフィニッシュ技など、多彩なアクションを構築することが可能です。ラクガキの成長要素もあり、敵を倒して得られるメダルによって主人公がレベルアップし、技のバリエーションやパーツの役割が増加していきます。

前作と同様に、ラクガキの作成は自由度が高く、描いたキャラクターの形状や動きがそのままゲーム内に反映される点が大きな魅力です。さらに、メモリーカードに複数のラクガキを保存できるため、過去に作成したキャラを再利用したり、他プレイヤーと交換する楽しみ方も用意されています。

『ラクガキ王国2 魔王城の戦い』は、2002年に発売されたPlayStation 2用ソフト『ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国』を原作とする続編タイトルです。前作は、NHK教育テレビで放送されていた子供向け番組『天才ビットくん』とのコラボレーション作品として企画され、番組内で登場した「グラモンバトル」の世界観をベースにしています。『ラクガキ王国2』ではその設定を引き継ぎつつ、ジャンルをRPGからアクションに変更し、プレイヤー自身が描いたラクガキに変身して戦うスタイルが採用されています。

ラクガキ王国