『パティシエなにゃんこ 〜初恋はいちご味〜』は、2004年にピオーネソフトよりPlayStation 2とDreamcast向けに発売された恋愛アドベンチャーゲームです。猫になる魔法をかけられた主人公がケーキ屋を舞台に、複数のヒロインと関係を築いていきます。
主人公・矢口翔一は、父親が営むケーキ屋「ひよこ館」に戻ることになります。ある日、猫魔法使いのミオに誤解され、夜になると猫に変身する魔法をかけられてしまいます。1ヶ月以内に魔法を解かないと本物の猫になってしまうという状況の中、翔一は店の経営を手伝いながら、ヒロインたちと交流を深めていきます。
ゲームはコマンド選択式で進行し、選択肢によって物語が分岐します。登場ヒロインは、幼馴染のかなで、妹の茉理、パティシエールのみちる、ライバル店の娘・冬華など個性豊かな面々。PS2版とDC版ではそれぞれ異なる追加エンディングが収録されており、エンディング数は最大7種類です。
演出面では、主人公が猫になる場面でウィンドウやボタンのデザインが変化するなど、視覚的な工夫が施されています。時間帯によってキャラクターの立ち絵の色合いが変化する演出もあり、日常の変化を細やかに表現しています。背景は3DCGソフトで制作され、2Dに置き換えることで質感を調整しています。
主人公以外のキャラクターはフルボイスで、CG・音楽・回想モードも搭載。既読スキップやオートモードなど、快適なプレイを支える機能も整っています。













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