『機神咆吼デモンベイン』は、科学と魔術が融合した大都市アーカムシティを舞台に、巨大ロボット「デモンベイン」と共に邪悪な秘密結社と戦う荒唐無稽スーパーロボットアドベンチャー。2004年7月1日に角川書店からPlayStation 2で発売されました。

本作は、PCゲームブランド・ニトロプラスから発売された『斬魔大聖デモンベイン』のコンシューマー移植版です。物語の主人公は、三流私立探偵の大十字九郎(だいじゅうじ くろう)。彼は魔導書の精霊である少女アル・アジフと契約し、アーカムシティの地下に眠る最強の魔導ロボット「デモンベイン」の操縦者(デウス・マキナ)となります。敵対するのは、機械仕掛けの魔神を操る犯罪結社「ブラックロッジ」。クトゥルフ神話をモチーフにした絶望的な世界観の中で、愛と勇気、そして熱血を武器に運命を切り開く壮大なドラマが描かれます。

PlayStation 2版への移植にあたり、原作の18禁要素を廃してシナリオを再構成したほか、豪華声優陣によるフルボイス化が実現しました。また、オープニングアニメーションが一新され、ゲーム本編には3Dポリゴンで描かれたデモンベインを操作して敵を倒すアクションパートが追加されています。さらに、PC版では語られなかった新たな結末や設定も盛り込まれており、「燃え」と「萌え」が高い次元で融合した熱い物語を体験することができます。

本作は、H.P.ラヴクラフトが創始した「クトゥルフ神話」の用語や設定を、スーパーロボットものとして再解釈した点が高く評価されています。「旧支配者」や「ネクロノミコン」といった言葉の本来の意味を知ることは、本作の元ネタ探しとして非常に知的でスリリングな体験となります。ここでは、すべての原点であるラヴクラフトの怪奇小説を収録した文庫本を紹介します。宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)の真髄に触れることで、デモンベインがいかにして絶望に抗ったのか、その凄味がより深く理解できるはずです。
ラヴクラフト全集 [文庫]

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