『魁!!クロマティ高校〜これはひょっとしてゲームなのか!?編〜』は、ツッコミ操作で会話を展開するPlayStation 2専用のアドベンチャーゲームです。

本作は、原作の不条理ギャグを再現するために「ボケツッコミシステム（BTS）」を採用。会話中にタイミングを見て「弱」「中」「強」のツッコミを入れることで、話の流れが分岐します。ツッコミの強度やタイミングによって展開が変化し、脱線やエンディング分岐に影響します。台詞は横スクロールで流れ、キャラの口パクに合わせて進行する独特の演出が特徴です。

ゲーム内には「熱血硬派前田くん」シリーズをはじめとする多数のミニゲームが収録されており、格闘、脱出、組み立て、パズル、パシリなどジャンルは多岐にわたります。ただし、ミニゲームのクリアは本編進行に影響せず、ネタ的な扱いが中心です。演出や操作性は簡素ながら、原作の雰囲気を忠実に再現しており、ファン向けの構成となっています。

PlayStation 2専用で2004年に発売され、2005年には廉価版「ハドソン・ザ・ベスト」も登場しました。原作の空気感をそのままゲーム化した異色作として、キャラゲーの枠を超えた独自性を持っています。