『FIREFIGHTER F.D.18』は、2004年にKONAMIよりPlayStation 2向けに発売された作品です。都市部の火災現場を舞台に、消防士ディーン・マクレガーとして、炎に包まれた建物から人々を救出するアクションゲームです。

プレイヤーは、消防署第18分署に所属するディーンとして、火災現場に出動し、消火活動と救助任務を遂行します。ステージごとに異なる火災状況が設定されており、崩れ落ちる天井や爆発の危険を回避しながら、ホースや消火器、斧などの装備を使って進行します。各ステージの終盤には「炎のボス」と呼ばれる特殊な火災が発生し、戦術的な消火が求められる場面もあります。

物語は、連続放火事件の真相を追う展開となっており、報道記者との協力や現場での証拠収集を通じて、事件の核心に迫っていきます。難易度は3段階から選択可能で、初心者から上級者まで幅広く対応しています。演出面では、リアルな炎の描写や緊迫感あるBGMが臨場感を高めており、映画『バックドラフト』を彷彿とさせる構成となっています。

シリーズ作品ではありませんが、KONAMIのアクションゲーム群の中でも異色のレスキュー系タイトルとして位置づけられており、プレイヤーの判断力と迅速な操作が試される内容です。