『ZERO PILOT ~孤空の奇蹟~』は、太平洋戦争の戦場を舞台に、零式艦上戦闘機を操って過酷なミッションに挑むフライトシューティングゲーム。2003年12月11日にサミーからPlayStation 2で発売されました。本作は、1998年に発売された『ZERO PILOT ~銀翼の戦士~』の流れを汲むシリーズ作品であり、グラフィックの強化と共に「歴史のif」に焦点を当てたシナリオが展開されます。物語は、真珠湾攻撃から始まり、珊瑚海海戦やミッドウェー海戦といった史実の戦いを経て、プレイヤーの活躍次第で戦局が変化していく導入で始まります。

ゲームの目的は、戦闘機による空戦だけでなく、急降下爆撃や雷撃(魚雷攻撃)といった対艦・対地攻撃任務を遂行し、自軍を勝利へ導くことです。プレイヤーは零戦二一型や五二型、紫電改といった日本軍機に加え、P-51ムスタングやF6Fヘルキャットなどの敵機体も操作可能です。本作の核心は、史実では戦死してしまうはずの山本五十六長官機を護衛して生還させたり、撤退戦を勝利に変えたりすることで、後のミッションやエンディングが分岐する「歴史介入」の要素にあります。操作モードは初心者向けの「ノーマル」と、揚力や重力を計算に入れた「エキスパート」が用意されており、幅広いプレイヤーがエースパイロットの気分を味わえる設計となっています。

本作の最大の特徴は、前作以上に強化された対艦攻撃の臨場感と、ミッション失敗時でも物語が進行する分岐システムです。魚雷を抱えて敵空母の弾幕をくぐり抜ける緊張感や、急降下爆撃で敵戦艦の甲板を狙う精密な操作が求められる一方、任務に失敗しても「敗北した史実通りのルート」としてゲームが続くため、プレッシャーを感じすぎずに戦争の推移を体験できます。また、画面分割による2人対戦モードも実装されており、レシプロ機特有のドッグファイトを友人同士で競い合う楽しみも確立されています。

太平洋戦争の分水嶺となったミッドウェー海戦の真実を、日米双方の視点から描いた映画作品であり、ゲーム内で体験する空母決戦の緊迫感をよりリアルな映像で補完できる資料です。
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