『仮面ライダー 正義の系譜』は、2003年11月27日にバンプレストよりPlayStation 2向けに発売された3Dアクションアドベンチャーで、昭和・平成の歴代ライダーが時代を超えて共闘するクロスオーバー作品です。プレイヤーは仮面ライダー1号、V3、BLACK、アギトの4人を操作し、異なる時代で発生する怪人事件の謎を解きながら、最終的に黒幕「邪眼」の野望を阻止することを目指します。
本作では「ジェネレーションザッピングシステム」が採用されており、1つの時代で起きた出来事が他の時代にも影響を与える構造になっています。各ライダーの変身シーンや必殺技は原作を忠実に再現しており、声も可能な限りオリジナルキャストが担当しています。ナレーションには中江真司氏が起用されており、彼が仮面ライダー作品で最後に担当した作品でもあります。
ステージは発電所を中心に展開され、ライダーごとに異なるルートやギミックが用意されています。バトルは格闘主体で、範囲攻撃「バースト攻撃」やライダーキックなどを駆使して怪人と戦います。演出面では各ライダーの登場時に原作アイキャッチが挿入されるなど、ファン向けの演出も充実しています。
『仮面ライダー』は、石ノ森章太郎原作による特撮ヒーローシリーズで、1971年にテレビ放送が開始されました。改造人間となった主人公が悪の組織と戦う構図を軸に、昭和・平成・令和と世代を超えてシリーズが展開されています。
本作に登場するライダーは、初代『仮面ライダー』の本郷猛、『仮面ライダーV3』の風見志郎、『仮面ライダーBLACK』の南光太郎、『仮面ライダーアギト』の津上翔一などで、それぞれ異なる時代背景と世界観を持ちながら、共通の正義を掲げて戦う姿が描かれています。













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