『花火百景』は、パチスロ4号機時代にホールの主役として稼働した大量獲得機『花火百景E』を忠実に再現したパチスロシミュレーターです。2003年10月30日に日本アミューズメント放送からPlayStation 2で発売されました。

本作のモデルとなった実機は、名機『大花火』の正統後継機として登場しました。最大の特徴は、筐体全面を覆う15インチの透過型液晶「アルゼディスプレイ」です。リールの上に鮮やかな花火やドンちゃんのアニメーションが重なる革新的な演出は、多くのファンを驚かせました。ゲーム内では、この液晶演出をPS2上で再現しており、プレイヤーはホールさながらの臨場感で技術介入やリーチ目探しに没頭できます。

プレイヤーは「実戦モード」や「シミュレーションモード」を選択し、リールを停止させてボーナス図柄を揃えることを目指します。特に重要なのが、ビッグボーナス中の「リプレイ外し」です。実機同様、ビタ押し(特定の絵柄を1コマの狂いなく狙う技術)を駆使して獲得枚数を最大化する手順を、何度でも練習することができます。また、携帯電話と連動したランキング機能「バトルスロット」も搭載されていました。

評価については、実機の挙動やサウンドの再現度が高く、目押しのトレーニングソフトとしての実用性は十分です。一方で、実機の特徴である大画面液晶を家庭用テレビで表現する際に画質がやや粗くなってしまった点や、シミュレーターとしての細かな設定機能(ウェイトカットなど)の一部不足を指摘する声もありました。それでも、ホールで人気絶頂だった機種を自宅で好きなだけ打てるという利点は大きく、多くのスロッターに親しまれた一本です。

本作のテーマは、日本の夏の風物詩である「花火」と、それを打ち上げる「職人」の心意気です。夜空を彩る大輪の花火は、一瞬の輝きに全てを賭ける儚さと美しさを持っています。ゲーム内の液晶演出だけでなく、実際の生活にも涼やかな夏の風情を取り入れ、粋な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

職人手作りの江戸風鈴

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