『マーク・オブ・クリィ』は、ポリネシア文化をモチーフにしたファンタジー世界を舞台に、戦士ラウを操作して敵と戦うPlayStation 2専用の3Dアクションゲームで、2003年10月23日にカプコンより発売されました。
プレイヤーは、クリィの紋章を守る使命を持つ戦士ラウとなり、剣・槍・弓などの武器を駆使して敵に立ち向かいます。特徴的なのは、相棒の鳥「クゾー」を操作して敵の位置を偵察できるシステムで、ステージ内の止まり木に飛ばすことで、クゾーの視点から敵の動きを確認できます。これにより、正面突破だけでなく、背後からのステルス攻撃や奇襲など、戦略的な行動が可能になります。
戦闘では、右スティックを使って複数の敵をロックオンし、ボタンの組み合わせによって連続攻撃やコンボを繰り出すことができます。敵の注意を引くために鐘を鳴らしたり、猪を利用して誘導するなど、環境を活かした戦術も求められます。また、R1ボタンによる全方位防御や、ステージごとのチュートリアルによって複雑な操作を段階的に習得できる設計も特徴です。
日本版では、海外版にあった首や手足の切断表現が削除されており、CEROレーティングに配慮した仕様変更が施されています。クリア後にはアリーナモードやコンセプトアートの閲覧、衣装変更などの要素が解禁され、やり込み要素も充実しています。
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