『SUNRISE WORLD WAR from サンライズ英雄譚』は、2003年9月25日にバンダイからPlayStation 2向けに発売されたシミュレーションRPGで、サンライズインタラクティブが開発を担当しました。『サンライズ英雄譚』シリーズの第4作にあたり、前作『2』の続編として位置づけられていますが、ストーリーモードは未完のまま終わる構成となっており、シリーズの中でも特異な作品です。
本作の舞台は、前作までと同様に「クラウドストリーム」と呼ばれる雲海に覆われた惑星サンライズ。主人公カンジ・アカツキは、クラウディア統合軍の一員として新たな敵勢力「レドロス軍」と戦う中、異次元ゲートの暴走に巻き込まれ、機体ごとゲート内に消失するという展開で物語が進行します。ストーリーモードは全13話構成で、序盤は『逆襲のシャア』の展開をベースにしたシナリオが展開されますが、終盤は伏線を多数残したまま唐突に終了し、続編の存在が示唆されながらも実現しませんでした。
戦闘システムは前作『2』のカードバトル風構成を踏襲しつつ、フィールドの広域化やユニット移動の自由度向上により戦略性が強化されています。また、ゲームクリア後には「ミッションモード」が解禁され、ストーリーに登場しなかった作品のキャラクターや機体を使用可能になります。ここでは作品の枠を超えた乗り換えや編成も可能で、たとえば『ママは小学4年生』のキャラクターにMSやATを搭乗させるといった遊び方も実現します。
ただし、ストーリーモードに登場する作品は全参戦作のうち約1/3に留まり、残りはミッションモード専用となっています。演出面ではフルボイスや原作映像の合成ムービーが導入されている一方、戦闘アニメは簡素で、原作再現度や演出密度にはばらつきがあります。
参加作品
- 機甲武装Gブレイカー
- 蒼き流星SPTレイズナー
- 新機動戦記ガンダムW
- 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- 機甲界ガリアン
- 機甲戦記ドラグナー
- 機動戦士ガンダム
- 銀河漂流バイファム
- 巨神ゴーグ
- 聖戦士ダンバイン
- New Story of Aura Battler DUNBINE
- 重戦機エルガイム
- 戦闘メカ ザブングル
- 装甲騎兵ボトムズ
- 太陽の牙ダグラム
- 勇者王ガオガイガー
- カウボーイビバップ
- 新世紀GPXサイバーフォーミュラ
- 絶対無敵ライジンオー
- ママは小学4年生
- 勇者指令ダグオン
- 勇者王ガオガイガーFINAL
- 鎧伝サムライトルーパー
- 獣戦士ガルキーバ
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動武闘伝Gガンダム
- 元気爆発ガンバルガー
- 魔神英雄伝ワタル
- 天空のエスカフローネ
- ブレンパワード
- THE ビッグオー
- 最強ロボ ダイオージャ
- 機甲猟兵メロウリンク
- 機甲界ガリアン 鉄の紋章
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- 機動戦士Vガンダム
- 太陽の勇者ファイバード
- 勇者特急マイトガイン
- GEAR戦士電童
- スクライド
コメントを追加