『凱歌の号砲 エアランドフォース』は、2002年3月8日にコーエーよりWindows向けに発売され、2003年8月28日にはPlayStation 2版も登場した現代戦シミュレーションゲームで、石川淳一が手がけたゲームオリジナル作品です。
本作は、第二次世界大戦後に米ソによって分割占領された架空の日本を舞台に、プレイヤーが自由解放軍の司令官として軍政権に立ち向かう内容です。ゲームは「軍備モード」と「戦場モード」の2部構成で進行し、兵器の購入・編成・修理を行う準備フェーズと、ターンベースで展開する戦闘フェーズに分かれています。兵器は最大40部隊まで編成可能で、都市の占領によって補給物資を確保しながら戦局を展開していきます。
特徴的なのは、衛星写真をベースにした実写風グラフィックと3D演出の導入で、従来の『大戦略』系とは異なる視覚的アプローチが採用されています。ルール自体は簡素化されており、複雑な技術開発や兵器生産は排除され、直感的な操作で戦術を構築できる設計です。スタート地点は47都道府県から自由に選択可能で、選んだ地域によって最終決戦の地が変化する分岐構造も盛り込まれています。













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