『MVPベースボール 2003』は、2003年6月5日にエレクトロニック・アーツ(EA SPORTS)から日本国内向けに発売されたメジャーリーグベースボール(MLB)公式ライセンスの野球ゲームです。対応機種はPlayStation 2とPCで、開発はEA Canadaが担当。2003年シーズン開幕時点の最新データを搭載し、MLB全30球団・実名選手・公式球場を完全収録。

松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)、イチロー(シアトル・マリナーズ)、新庄剛志(ニューヨーク・メッツ)、佐々木主浩、長谷川滋利、石井一久、野茂英雄、大家友和、田口壮といった当時の日本人メジャーリーガー9名も登場。選手のフォームや打球の弾道、投球モーションなどはリアルに再現され、グラフィックや演出面も当時の野球ゲームとして高水準です。

ゲームモードは、ワールドシリーズ制覇を目指す「シーズン」、短期決戦の「トーナメント」、バッティング勝負の「ホームランダービー」、そして監督・GMとして10年間チームを運営する「フランチャイズ」を搭載。フランチャイズモードでは、ドラフト、トレード、FA契約、引退、オリジナル選手作成などのマネジメント要素が充実しており、試合をシミュレーション処理で進行させることも可能です。

操作はシンプルで直感的ながら、投打の駆け引きや守備の選択肢は奥深く、守備はマニュアル・アシスト・オートから選択可能。LANやDirect IPによるネットワーク対戦にも対応していました(PC版)。