『プチコプター』は、1/48スケールの精巧なラジコンヘリコプターを操縦し、巨人になったかのような視点で家の中を冒険するフライトシミュレーションゲーム。2002年04月25日にアクアシステムからXboxで発売され、翌2003年03月13日にはPlayStation 2版が発売されました。プレイヤーは、子供部屋やリビング、キッチンといった生活感あふれる室内空間を舞台に、愛機となる小型ヘリを飛ばして様々なミッションに挑みます。普段は見上げている家具や家電が巨大な障害物として立ちはだかる「小人視点」の世界を、プロペラの風切り音と共に自由に探索できるのが本作の醍醐味です。

ゲームプレイは、部屋のどこかに隠された「スター(星)」を集めるアドベンチャーモードと、操縦技術を競うチャレンジモードで構成されています。本作の最大の特徴は、トイラジコンのような気軽な見た目に反して、極めて本格的でシビアな挙動シミュレーションを行っている点です。ホバリング(空中停止)ひとつとっても微細なスティック操作が求められ、慣性や気流の影響を受けながら機体を制御しなければなりません。チャレンジモードでは、指定されたポイントへの着陸や、空中に浮かぶ風船をローターで割るといった精密動作が要求されるほか、射的ゲームのようにBB弾を発射して的を倒すといった遊びも用意されています。

本作の独自性は、ラジコンシミュレーターとしての「ガチ」な作り込みと、ゲームとしてのエンターテインメント性の融合にあります。開発元のアクアシステムはPC向けのフライトシミュレーターで定評のあるメーカーであり、本作でもそのノウハウが活かされています。特に、別売りのプロポ型コントローラー(USB接続)に対応している点は本格派の証であり、実機さながらのスティックさばきで臨場感あふれるフライトを楽しむことが可能です。機体のカスタマイズやコレクション要素もあり、ラジコンファン納得の挙動と、誰でも楽しめる箱庭探索のワクワク感が同居した一作となっています。

開発元のアクアシステムは、本作以外にも『銀翼』などの本格フライトシミュレーターを手掛けています。ラジコンヘリは、揚力やジャイロ効果といった物理法則を体感できる奥深いホビーです。ゲーム内でその難しさと楽しさに触れた後は、実際に室内で飛ばせるトイヘリやドローンを手に取ることで、風を操る感覚をよりダイレクトに味わうことができます。

室内用ラジコンヘリ

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