『信長の野望・蒼天録』は、2003年1月30日にコーエーからPlayStation 2向けに発売された「信長の野望」シリーズ第10作です。戦国時代を舞台に、大名家の当主だけでなく家臣としてもプレイできる「群雄覇権システム」を採用し、下剋上や内通などの調略を駆使して出世や独立を狙うことが可能になりました。従来の全国マップ制を踏襲しつつ、城単位での内政や、家臣団による分権的な勢力運営が特徴です。
2004年1月30日には、無印版に多数の追加要素と改良を加えた『信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット』がPS2向けに発売されました。パワーアップキットでは、史実・仮想を含む新シナリオの追加や、特定条件下での攻略を楽しむ「チャレンジモード」の実装、武将・城・家宝・イベントなどを自由に編集できるエディタ機能の強化が行われています。さらに、AIの思考や合戦バランスが調整され、諸勢力や外交の影響力が増すなど、戦略性が向上しました。演出面でも顔グラフィックやイベント演出が追加され、操作性や情報表示の改善により快適性も高まっています。
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