『ラリーショックス』は、2003年1月9日にエレクトロニック・アーツ・スクウェアから発売されたPlayStation 2対応のレーシングゲームで、『SSX』や『NBA ストリート』などを手掛けた「EA SPORTS BIG」ブランドが送り出した、爽快感とスピード感を最優先したアーケードスタイルのラリーアクションです。

本作の最大の特徴は、コース内の特定区間を通過するタイムによって金・銀・銅のランク判定が行われる「SHOXゾーン」という独自のシステムにあります。1つのコースに設定された3つのSHOXゾーンすべてでゴールド判定を獲得すると「SHOXウェーブ」が発動し、画面全体が歪むような視覚効果と共に圧倒的な超高速走行が可能になるなど、現実のラリー競技にはないゲーム的な演出がレースを盛り上げます。

また、プレイヤーの緊張感を極限まで高める要素として、手持ちの愛車を賭けてライバルと1対1の勝負を行う「ギャンブルモード」を搭載しています。勝利すれば相手の車両を奪えますが、敗北すれば自分の車を失うというハイリスク・ハイリターンな仕様となっており、単なる順位争いだけではないヒリヒリとした駆け引きを楽しむことができます。

『ラリーショックス』は、公道や未舗装路を舞台にタイムを競うモータースポーツ「ラリー」を題材に、派手な演出とゲーム性を加えた作品です。実在のWRC(世界ラリー選手権)などで活躍する車両が登場しますが、ルールや挙動はゲーム独自のアレンジが施されています。

世界ラリー選手権