『ダウンフォース』は、近未来の公道を舞台に、F1マシンのような高性能フォーミュラカーがルール無用の死闘を繰り広げるハイスピード・レーシングゲーム。2002年12月26日にエム・ティー・オーからPlayStation 2で発売されました。本作は、洗練された流線型のマシンデザインとは裏腹に、車体をぶつけ合い、ライバルをコース外へ弾き飛ばすことが推奨される「破壊」をテーマにしたレースゲームです。本来ならば接触厳禁のフォーミュラカーが、火花を散らしながらサイド・バイ・サイドのバトルを行い、パーツを撒き散らしながらゴールを目指すという、モータースポーツの常識を覆す過激な世界観が描かれます。

ゲームプレイは、世界各国の都市や空港などをモデルにした全16コース(隠し含む)を疾走し、ライバルたちと順位を競います。最大の特徴は、徹底的に作り込まれた「クラッシュ(破壊)」の物理挙動です。接触の衝撃でフロントウイングやタイヤが外れ、ボディがひしゃげるといったダメージ表現がリアルタイムで反映されます。ダメージが蓄積してもある程度は走行可能ですが、ウイングを失えばダウンフォース(路面に押さえつける力)が減少し、グリップ力が低下して操作が困難になるといった挙動の変化もシミュレートされています。プレイヤーは、自身のマシンを守りつつ、巧みな体当たりで敵を無力化するラフプレイの技術を磨く必要があります。

本作の独自性は、レースゲームとしてのスピード感と、格闘ゲームのような攻撃性が同居している点です。敵のAIも非常に好戦的で、単に追い抜くだけでなく、プレイヤーをブロックしたり、コーナーで幅寄せしてきたりと人間臭い動きを見せます。また、レース中のハイライトシーンを自動編集してリプレイとして再生する機能も搭載されており、映画のワンシーンのような迫力あるクラッシュ映像を鑑賞できるのも魅力の一つです。

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