『悪代官』は、プレイステーション2で発売されたシミュレーションゲーム。フィクションの時代劇で悪役として描かれる悪代官を主人公にした作品。正義の味方である遠山の金さんや水戸黄門は、倒すべき敵キャラクターとして登場。

プレイヤーは、悪徳商人から受け取った賄賂を元手にして、屋敷内に罠を仕掛けたり、用心棒を雇ったりして、正義の味方を返り討ちにします。用心棒や悪代官が持っている武器だけで正義の味方を撃退することは難しいため、屋敷内に多数の罠を配置し、その特性を考えて連携(コンボ)させることが基本的な戦略となります。

このため、ゲームは影牢や蒼魔灯と同系統の作品として認知されることもあります。プレイヤーは、罠の設置場所やタイミングを工夫し、敵を効率的に撃退する方法を探る楽しさを味わうことができます。ゲームの進行に伴い、使用できる罠や用心棒の種類も増えていき、戦略の幅が広がります。