『機甲武装Gブレイカー 第三次クラウディア大戦』は2002年4月25日にサンライズインタラクティブから発売されたPlayStation 2用シミュレーションRPG。 惑星クラウディアを舞台にクラウド同盟とデオン連邦の戦いを描き、リアルタイム戦略と3Dアクションを融合させた新感覚のロボットゲームです。
クラウディア暦2091年、デオン連邦は無人兵器と人型兵器「GT(グランドトルーパー)」を大量投入し、クラウド同盟を壊滅寸前に追い込みます。そこで同盟は有人GTの開発に成功し、最新鋭機「ガンブレイズ」を完成させます。主人公キョウ・アカツキは第13独立機動部隊に配属され、惑星全土を揺るがす第三次クラウディア大戦へと身を投じます。
本作の特徴は「MAPSシステム(Mobility Affect Power System)」にあり、移動距離や速度が攻撃力や命中精度に直結する仕組みが導入されています。戦場を駆け回ること自体が戦略となり、従来のターン制シミュレーションとは異なるスピード感と臨場感を生み出しました。さらに俯瞰視点とアクション視点をシームレスに切り替える「アクチュアル・フリー・イン」により、戦術とアクションを同時に楽しめる構成となっています。
プレイヤーは多彩なGTを操り、仲間との連携や戦術的判断を駆使して戦局を切り開きます。物語性と戦闘の融合が意識され、後の『サンライズ英雄譚』シリーズに登場する「機甲世紀Gブレイカー」へと繋がる設定的役割も担っています。
『機甲武装Gブレイカー』シリーズはサンライズインタラクティブ制作のオリジナルロボットゲームで、惑星クラウディアを舞台にクラウド同盟とデオン連邦の戦争を描いています。第1作から続く物語を発展させた第2作が本作『第三次クラウディア大戦』であり、後の『機甲世紀Gブレイカー』へと繋がる設定が構築されました。サンライズのクロスオーバー作品『サンライズ英雄譚』にもGTが登場し、シリーズの世界観を広げています。












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