『アメリカ横断ウルトラクイズ』は、昭和から平成にかけて日本中を熱狂させた伝説的な視聴者参加型クイズ番組を、プレイステーション2の性能で再現したクイズシミュレーター。2002年03月28日にデジキューブからプレイステーション2で発売されました。本作の最大の特徴は、番組の顔である司会者・福留功男氏が全面協力している点です。3Dモデル化された福留アナウンサーが実名で登場し、このゲームのために新規収録された膨大なボイスで、あの軽妙かつ緊迫感あふれる司会進行を行います。「ニューヨークへ行きたいかー!」の掛け声とともに、プレイヤーは一人の挑戦者として、東京ドームでの第一次予選から決勝の地ニューヨークを目指す過酷な旅に出発します。
ゲームプレイは、実際の番組構成を忠実にトレースした「ノーマルモード」を主軸に進行します。国内予選の〇×クイズやジャンケン、成田空港での敗者復活戦、機内での400問ペーパークイズ(ゲーム内では50問)、そして各地のチェックポイントで待ち受ける「泥んこクイズ」や「バラマキクイズ」など、番組でお馴染みの形式が次々と登場します。収録された問題数は約10,000問におよび、出題履歴管理機能によって同じ問題の重複出題を防ぐ配慮がなされています。また、クイズに正解する知識だけでなく、早押しの瞬発力や運も試されるほか、敗退時には屈辱的な罰ゲームを受けるシーンまで再現されており、単なるクイズゲーム以上の「番組体験」を提供します。
本作の独自性は、プレイステーション2ならではの周辺機器を活用した機能にあります。USB対応のデジタルカメラを接続して自分の顔写真を取り込み、ゲーム内のプレイヤーキャラクターとして登場させることができます。これにより、テレビの中の自分と福留アナが共演するという夢のようなシチュエーションを実現しました。また、iモード携帯電話(当時)との連携やプリンタ対応など、デジタル技術を駆使して番組への没入感を高める試みがなされています。クイズ番組が持つドキュメンタリー性とエンターテインメント性を、家庭用ゲーム機で余すところなく表現した意欲作です。。
本作は、かつて日本テレビ系列で放送された『アメリカ横断ウルトラクイズ』を題材にしています。番組は「知力・体力・時の運」を合言葉に、一般参加者が世界各地を巡りながらクイズで戦う姿を描き、多くの視聴者に夢を与えました。当時の熱狂や舞台裏を知るには、番組の歴史を網羅した映像作品や、クイズ王たちが執筆した回顧録などが、その魅力を再確認するための最良の資料となります。













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