『シネマサーフィン 洋画大全』は、20世紀に公開された膨大な洋画データをプレイステーション2で手軽に検索・閲覧できる、本格的な映画データベースソフト。2001年12月27日にビクターインタラクティブソフトウェアから発売され、まだスマートフォンもブロードバンドも一般的ではなかった時代に、家庭用ゲーム機を「デジタル映画年鑑」に変える実用ツールとして登場しました。
本作には、戦前から2001年末までに日本で公開(劇場・テレビ・ビデオ含む)された洋画約30,000タイトルと、監督・俳優など約10万人分の人物データが収録されています。単なるリストではなく、邦題や原題、ジャンル、製作年度といった細かな条件でのクロス検索が可能で、気になる俳優の出演作を芋づる式に探していく「ネットサーフィン」ならぬ「シネマサーフィン」感覚を楽しめるのが特徴です。また、当時普及期を迎えていたDVDソフトの情報も約3,500タイトル収録されており、特典映像の有無や音声仕様などを確認できるカタログとしての機能も充実していました。
データベース以外にも読み物コンテンツが豊富で、ニューヨークやロンドンなどのロケ地を紹介する「映画4都物語」や、著名人が選ぶベスト映画ランキング、映画の歴史を振り返る「20世紀映画ヒストリー」などを収録。一部の作品は予告編ムービーも閲覧でき、映画ファンが休日にじっくりと次の鑑賞作品を探すのに適した一本です。
『シネマサーフィン 洋画大全』は、実在する「映画作品(洋画)」そのものを題材にしたデータベースソフトです。特定の原作はありませんが、ハリウッド大作からB級映画まで、100年以上にわたる映画の歴史が詰め込まれています。












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