『桃太郎電鉄X 〜九州編もあるばい〜』は、シリーズ初の3Dマップと九州地方の専用ルートを導入したPlayStation 2専用ボードゲームです。
本作では、全国編と九州編の2種類のマップが収録されており、九州編では「おいどん駅」「呼子駅」「白水高原駅」など地域密着型の駅が登場します。マップは3D化され、地形の起伏や都市の立体感が強調されることで、移動の視認性と臨場感が向上しています。カードは最大16枚まで所持可能で、「銀河鉄道カード」「デビル派遣カード」など新規カードも追加され、戦略性が強化されています。
ボンビー系キャラでは「グッスリン」「ミニボンビー」「キングボンビー」が登場し、特にグッスリンは眠らせる効果を持つ新キャラとして注目されました。CPUキャラは「えんま」「さくま」「貧乏神」などが選択可能で、難易度調整にも対応しています。イベントは地域ごとの特産品や観光地を活かした構成で、九州編では台風や火山噴火など地形イベントも発生します。
PlayStation 2専用で2001年に発売され、シリーズ第10作として位置づけられています。九州編の導入により、地域性と戦略性が両立した構成となり、以降の作品に多くの仕様が継承されました。
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